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青のりを取り巻く環境と未来

伝統食材の継承と安定供給に向けて

青のりを取り巻く環境と未来
青のりを取り巻く環境と未来

かつては私たちの地元である和歌山県でも多く採れた青のりですが、時代や環境の変化により収穫量は皆無となり、天然物のすじ青のりの産地であった四万十川も生産量が激減しています。

環境や気候、河川の状況などが生育に大きな影響を与えますが、昨今は国内主要産地の生産量が減少しています。
地球温暖化により成長に適した水温期間が短くなったことや、ダムや橋の建設、護岸工事の影響で山や河川の栄養分が貧しくなってきていることなどが要因として考えられています。

そのような環境下であっても、生産量の改善に向けて主要産地の漁協や生産者は絶え間ない改善活動と工夫を行っています。
私たちは主要産地とのコミュニケーションを欠かさず、入札や仕入れではこれまでの経験と産地との太い繋がりを活かして青のりを調達し、伝統食材の継承と安定した供給・価格の実現を目指してまいります。

また地下海水を使った陸上養殖の青のりの取り扱いも始めております。
安定した水温と環境コントロールにより、一年を通して安定的に高品質な青のりの仕入れが可能で、異物混入に関しても、河川での養殖に比べて極めて少ないというメリットがあります。